複利・積立投資シミュレーター
毎月・毎年の積立が最終的にいくらになるかを計算します。元本、積立額、金利の基準(実効/名目)、そしてインフレ調整後の実質価値を年ごとに表示。計算はすべてブラウザ内で完結します。
Windows デスクトップ版もあります。
このツールについて
複利は理屈では簡単ですが、実感しにくいものです。毎月1,000を年利7%で30年積み立てると、名目ではおよそ118万になります。うち自分のポケットから出たのは36万だけです。ところが同じ積立を5%で運用すると約82万、3%なら約58万にしかなりません。たった2ポイントで35.7万の差です。このツールが年利を「1期あたりの実際の利率」に分解して見せるのは、年利という数字が抽象的すぎて、実際に何が起きているかを隠してしまうからです。
もう2つ、多くの計算機が曖昧にしたままにしている点を、ここでははっきりさせます。1つは**金利の基準**です。同じ「年利7%」でも、実効年率なら本当に年7%増えますが、名目年率の月複利なら7.23%になります — 上の30年の例では約5.1万の差です。もう1つは**積立のタイミング**で、期首に入れたお金はその期の運用益を受け取れますが、期末に入れたお金は受け取れません。
さらに、このツールは逆方向の計算もします。目標金額を入れれば、毎期いくら積み立てればよいか、あるいは現在の積立額では何年かかるかを答えます。インフレは実質割引として扱うので、「現在の貨幣価値で」の欄こそが、今日の物価と直接比べられる数字です。
よくある質問
- 「最終的な残高」と「現在の貨幣価値で」は何が違うのですか?
- 残高は名目の数字で、口座の明細に載る金額そのものです。「現在の貨幣価値で」はそれを累積インフレで割り、今日の物価でどれだけ買えるかを示します。インフレ3%が30年続くと購買力は約59%失われるため、名目118万は今日の物価では約48.5万に相当します。将来の名目金額を今日の物価と直接比べるのは、投資収益を過大評価する最も一般的な原因です。
- 実効年率と名目年率、どちらを使うべきですか?
- 「この1年で実際にこれだけ増えた」という意味なら実効年率を使ってください。ふつう「年利回り」と言えばこちらの意味です。商品の表示がそのまま名目年率で、複利頻度が添えられている場合は名目年率を使います — 名目6%の月複利は実効6.17%です。ツールの既定値は実効年率です。その読み方のほうが保守的で、意図されることが多いからです。
- 積立は期首と期末のどちらにすべきですか?
- 毎月決まった日に引き落とされ、その日から市場に入っているなら期首です — 自動積立ではこれが通常です。各期の最後に積み立てる想定なら期末を選んでください。期首にすると1回ごとに1期分の運用益が余分につきます。毎月積立なら30年で合計約0.6%増、毎年積立ならその差は1年分の利回り、つまり7%近くになります。
- 手数料や税金は考慮されていますか?
- いいえ、意図的に考慮していません — 信託報酬、プラットフォーム手数料、税率は国や商品によって差が大きすぎ、1つの既定値を入れると正確に見えてしまうからです。手数料と税を引いた後の利回りを入力すれば、試算は正しく保たれます。上の30年の例で年1%のコストが増えると、最終残高は約17%減ります。ご自身の商品の率と照らし合わせてみてください。
- 金額の通貨は何ですか?
- 任意です。計算機は単なる数値だけを扱い、通貨・記号・為替レートを一切仮定しません — 円でもドルでもユーロでも挙動は同じです。言語によって変わるのは桁区切りと小数点の書き方だけです。
- 入力した数字はどこかに送信されますか?
- いいえ。すべての計算はページ内の単純な算術です。サーバーもリクエストもログもなく、ネットワークを切っても動きます — その気になればご自身で確認できます。